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技術鑑定とは

 技術鑑定会における技術鑑定は,企業・個人(弁護士経由を含む),裁判所,保険会社などの依頼によって,第三者による公平な立場から,事故,事件などの原因について鑑定するもので,科学技術全般に渡る広い分野(技術鑑定)を対象としています。

 

A. 技術鑑定の分野

1. 次の分野の鑑定を協働(チーム活動)で対応します。

・機械・電気・計算機(コンピュータ)全般の技術鑑定・システム鑑定 
対象機器・設備:産業機械電気設備・制御設備,高圧受電・変電設備,メカトロニクス機器,産業用ロボット,自動組立機,レーザー装置,電源装置,画像処理機器,液晶関連機器,光ファイバー関連機器,物流関連機器,防災・保安機器,測定検査機器,試験機器,計測器,食品機械,半導体,半導体製造装置,半導体組立装置(チップマウンター),半導体実装検査装置,インサーキットテスター,監視装置,その他電子機器・電気製品・回転機・電気機械など
・建設関係全般の技術鑑定・システム鑑定
・交通・車両・自動車関係の事故・火災・衝突事故・全般の工学鑑定・技術鑑定・システム鑑定
・自動車事故調査・鑑定,二輪車事故調査・鑑定,自動車事故修理・鑑定,自動車製造技術鑑定,自動車整備技術鑑定,ブレーキ事故鑑定,エンジン鑑定,自動車事故の痕跡・車の変形鑑定,事故現場の状況,自動車事故の過失割合,事故原因の推定
・PL事故全般の技術鑑定・システム鑑定
・ソフトウエアの技術鑑定・システム鑑定
・原子力関係全般の技術鑑定・システム鑑定
・特許関連・技術範囲の鑑定全般(既存技術・システムとの同一性技術鑑定)
・建設工事(建築工事・土木工事)

2. 関連用語の定義など
2.1 類似語:工学鑑定・システム鑑定・事故鑑定・損害鑑定・評価鑑定
2.2 技術鑑定・工学鑑定・システム鑑定とは
 社会的な問題点・事故・災害に関して,専門的な技術及びそれらの応用能力を有する技術士が第三者的立場から,事象発生現場の調査を実施し,公平に問題点・事故・災害の分析をして原因の推定を行う業務です。原因の推定結果で,国内法及び国際規格に則った改善策を提言いたします。
2.2.1 技術鑑定
(一般的定義)とは
 対象物(事象)を,既知の物理現象を組み合わせて,経済性・市場性・生産性の素となる技術的な面から分析・評価すること。 対比語:経済鑑定(損害鑑定),機能鑑定,精神鑑定 
2.2.2 工学鑑定とは
 対象物(事象)を,既知の物理現象を組み合わせて,経済性・市場性・生産性の基となる工学的な面から分析・評価すること。 対比語:理学鑑定,医学鑑定  
2.2.3 システム鑑定とは
 対象物(事象)を,既知の物理現象を組み合わせて,系統的に鑑定すること。 
2.3 事故鑑定とは
 事故の要因又は原因を鑑定すること。 
2.3.1 損害鑑定とは
 損害保険クレームなどの損害原因,損害範囲,損害額などを鑑定すること。 
2.3.2 評価鑑定とは
 機械の設計,組立て,運用,破棄などのすべての段階に対して,技術的な妥当性の評価を行なうこと。(損害保険会社での評価鑑定とは,「保険の目的の保険価額の評価」を意味します。 

   

B. 技術鑑定の業務領域と特徴

1. 鑑定とは(広辞苑) 
 (1)物の真偽,良否などを見定めること。 
 (2)学識経験を有する第三者が,裁判官の判断能力を補助するため,専門的見地からの判断を報告すること。 
 (3)鑑定書;鑑定の経過及び内容を記載した書面。 
2. 技術鑑定
(当会受託対応の定義)とは
 技術的に真実,原因を明らかにし,真偽,良否などを見定めること。 
3. 高い客観性
 事故などは人為結果が主であるが,純粋に技術的に因果関係を明確にする上で,嘘又は犯罪を暴露(立証)する場合も多い。(「事故調査官」的な取り組み!) 
4. 業務領域
 技術士に適した,技術に関する鑑定領域。従来の工学鑑定を超える水準。 
5. 鑑定人資質
 専門分野の机上知識だけでなく,
 (1)技術の豊富な実践経験・知恵及び人間学, 
 (2)目利き能力(速やかな判断力・思考分析能力・創造的感性・豊富な実践経験などが重要), 
 (3)説得力(人格,キャリア,技術的ステータス,経営的センス・営業的センス)が必要。  
6. 新しい難問に取り組む
 (1)常に偏見無く原点から調査を開始するが,調査の過程で各種分析や試験が必要になる場合も多く,解決までの日数や費用等は,当初は判断が困難。→ 料金指針で解決!
 (2)多専門分野に渡る複合問題も多発 → 多分野の技術士チーム活動で対応!
7. 中立性の堅持
 依頼主が望むような鑑定結果が出ない場合でも,真実を鑑定し報告する。 
 (事実と倫理を基に,適切に対処してもらう。)
8. 技術士水準の維持
 最新の知識と技術をもって真実を探求するため,日常的に広範囲な情報収集や各種学会活動・研修などを実施しており,技術士CPD(継続学習)も義務となっている。 (だから日額報酬が比較的高いが,高密度業務で日数は少ない。「単価が安く日数が多い水準の低いもの」より良い。)

    

C. 技術鑑定業務の基本姿勢

1. 鑑定姿勢
 利害関係,表面現象などに惑わされることなく,純粋に技術的かつ多角的に真実・事実を探求して明らかにし,素人にも理解可能な形で,技術上の判断として鑑定する。
2. 高実践性
 司法罰及び高額金銭的利害が絡むだけに,犯罪(加害者又は保険契約者の嘘,保険金詐欺など)も多発しており,証拠の誤魔化しもあり得るだけに,人間本性研究も考慮し,間違い鑑定(結論前提型,錯覚型,ねつ造型など)を防止し,如何に現実を踏まえ本質を掘り下げて真実を探求するかが求められている。  
3. 依頼主の補助
 鑑定後の処理は,裁判の事実認定と同様に,あくまで依頼主の判断に委ねる。 
(職業倫理に基づき,民事においては,例え違法の証拠をつかんでも,鑑定書への記載以外に警察に告訴することはなく,依頼主に任せる。秘密厳守で関与しない。)  
4. 秘密の保持義務
 技術士法:第45条(技術士等の秘密保持義務)などによって,厳格に定められています。 

   

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